家庭教師といってもさまざまな形がありますね。
ご家庭が,家庭教師に望む姿もさまざまだと思います。
けれどもやっぱり基本は「人間」。
ある程度の期間おつきあいすることになりますし,塾の先生と違って家に入ってくるわけですから,ご父母の,お子様の目から見て「安心できる」ことが大事でしょう。
もちろん,ご自身のお子様の学力も伸ばさなければならないですから,その意味で「任せて安心できる」先生じゃないとだめですよね。
費用の面からも・・いろんな意味で家庭教師を決めるというのは大変なイベントだと思います。
私のページをご覧になっているぐらいですから,既にご存知だとは思いますが,形態による違いを同業関係者からの情報,そして私見を交えて一覧にしました。
T 家庭教師のさまざまな形態と特徴の比較
V 教室で,個人指導を受ける
費用的にはそれほど安くはありませんが,「家にこられても・・・」というケースもあるでしょう。そういうときは塾と家庭教師の中間的存在として役立っているようです。
さまざまな授業形態があります。人数も1:1,1:2など費用によっても違います。(1:2以上をきちんと仕切れる先生はそんなに多くないです。 平等にという意識からか,どちらも手薄になることが多いからです。)
名前の知られた大手塾直系の個別塾なら安心かというと,そうでもありません。中には素晴らしい,熱心な先生もいらっしゃるとは思いますが,まず,間違いなく研修はありませんから,先生に一定の能力を期待できません。
それに,大手塾直系の場合,当然,力のある(と思われている)先生は集団授業の現場に回されています。
また,最大の問題点は,塾の授業で身につかないことを,同じような方法で指導されてもその効果があるのかということです。
担当の先生が優秀でそういった点を踏まえて指導してくれるならば先は明るいですが,実際のところそれほど素晴らしいと言った評判はききません。丁寧だと言うのは良く聞くのですが。
悪いことばかりじゃありません。塾としての面接や試験をパスしてきた先生方なので,身元はしっかりしていると思います。
講師数も多く,何かあったときや,高度な質問・入試情報など,対応はかなりいいと思います。(同業者仲間で,家庭教師と大手個別教室の講師を兼任している方がいて,お話を聞きました。彼もかなり力のある先生なのですが「自分は集団授業は向かない」と言っていました。)
まずは,担当予定の先生との面談(実質,採用面接に当たるのではないでしょうか)で,自分の子の問題点をしっかりと受け止めてくれるのかといったことなどご相談してみましょう。中には教務主任が相談に当たり担当講師は挨拶だけというところもありますが,なんとかして直接面談してみましょう。それから,体験授業を受けてみてから判断されるのがいいと思います。
個別指導専門塾・中小の個別塾についてはさまざまなパターンがあり,一概には入室までの流れを説明できません。がやはり決め手は担当の先生次第ということになります。多くは登録制になっていて学生バイトが圧倒的に多いのですが中には社会人先生なんてのもいらっしゃいます。やはり直接面談されてからの方がよかろうかと思います。
個人経営のところでは室長が経営者兼担当講師ということも多いと思います。そういった場合は,個人経営の家庭教師と同じですから自分なりのお考えをお持ちだと思いますので,入室の最高の判断基準になります。
家庭教師斡旋センター 個人斡旋 個人紹介 いろいろありますね。
評判・うわさなど気になりますよね。
面白いページ(記事)を見つけました。全面的に信用すべきかどうかは別として、とても参考になります。
後ほど貼っておきますね。
A 独立専業型 | B 専任紹介型 | C 登録制個人契約型 | D 大学掲示板 |
費用がかかるといっても,Bの家庭教師会からの紹介を介した授業料の半値程度で済みますから,お互いラッキーといえます。ただし,「本物じゃない」ケースもありますから,注意しましょう。(それほど力がない先生・変人先生もいます。) 信頼できる方の紹介であれば間違いないでしょう。 もしも,直接申し込もうとするなら,ホームページの資料・情報をよく見て下さい。 教えることだけじゃなく,考えさせること,つまり自分の子の能力をしっかりと高めてくれると感じれば最低でも50%程度は本物だと言えるでしょう。(笑) |
優良な業者では、キャリアを積んだ先生を紹介されます。ひどいところでは虚飾されたキャリアの先生を紹介されます。 また、先生が本当に自分の子を伸ばしてくれるかどうかというと,別の話です。実績だけをうのみにせず「ポリシーある指導の方法論を持っている」かどうかを確かめた方がいいです。 ひどい場合は塾の課題を解いて見せて終わってしまうような先生もいます。 費用がかかるだけに真剣に考えて下さい。 勿論,すばらしい先生との出会いもあります。 |
費用面から考えてどうしても,これ以上はということもおありでしょう。 それでもこのCタイプは危険であると言えます。 制度としてはいいと思いますが (登録されているのが私のような立場の者もいますので)あまりにも無責任すぎます。 もう少し人間を知るデーターや資料があればいいんですが。 契約上,「自己責任で」ですから事件になっても表には出てこないでしょうし。 もし,どうしてもというなら,必ず信頼できる専門家に面接をお願いするようにしましょう。 |
Cタイプよりは身元がしっかりしている分安心です。 選ぶ時の最大のポイントは 「最低限の常識・学力」そしてなんと言っても「やる気」です。キャリアなぞどうせ少ないのです。 広い心で,大学生先生も自分の子も一緒に育ててやるぐらいのつもりで,考えた方がいいでしょう。これは私自身の経験でもあります。 例え,難しい問題を先生とお子様が一緒になってうなって考えていてもそれは,子供の力を高めるチャンスでもあるわけです。 |
とにかく,基本は人間性です。どんな業態にも素晴らしい先生もいるし,ひどい先生もいます。ある程度の期間つきあっていかねばならないわけですから心を開いて,それを受け入れるような関係が築けなければならないでしょう。 熱心なのはいいのですが,自己の教育論を押し付けるだけの専門家は避けた方がいいと思います。 |