真の実力とは?

  もちろん,それがあるからこそテストで点数が取れるにちがいない。
 では,一体どうしたらその「実力」をつけられるのだと思いますか?
 「塾や学校などで教わったことをしっかり復習する!!
 できるようになるまで何度も繰り返して解く!!
 習うより慣れろ(笑)!!
 どれもよく言われることで,何を隠そう私もよく声かけします。(笑)

実は,そういったことは全然本質ではないんです。もちろん日々コツコツと努力を積み重ねること, これは大事です。
 が,その努力が無駄にならないような
方向性や大きな方針を持ってなければけないでしょう。
 方向性というと抽象的に過ぎるかもしれませんね。例えばこういったことです。
@ 方法論
 様々な問題,分野を問わず,に対して一貫した体系で取り組むことが大事で、 これこそが将来の資産になります。
 例えば,算数でいうと年齢の問題を解くときに,「これは年齢算だから・・・」なんて意識で解いていませんか? 
 さらに,「売買」の問題等とどう違って,どこが共通しているのかなんて考えたりしますか?
 速さの問題と,売買の問題の共通性など意識したことはありますか?これらは中学入試ですね。
一次関数について,どんな認識をもってますか?何も見ないで紙一枚にまとめられますか?
 これは中一二年生ですね。


 複素数平面・ベクトル その違いと接点(共通性)はしっかり認識してますか? 
 数列(複素まで)についてはきちんと体系化して,説明できますか? 
 これは大学入試ですね。 等々です。
 * 私,お受験から中学入試,高校入試,大学入試まで全て指導していますので。

A ひらめきのシステム化
 仮に今,ある分野,なんでもいいです,中学入試で言えば,
 割合と比のお話をしたので,その学習がそこそこ進んだとしましょうか。
 その段階でやれるようにならなければいけないことがあるんです。
 で,これは小学生・中学生・高校生・浪人生(笑)を問わずにやらなきゃいけないことなんですが,まず自分から進んでやる子,否,やれる子はいません。だから私がやらせるんです。
 まず,何も書いていない紙を用意して・・・
 ご想像下さい。HPの随所に答えがありますので。

 さらに付け加えます。そして他の分野,全ての科目を含めてですが(だから学年を問わない
わけですね)
 何度も書きたくないのでここだけの話に(笑)しておきますね。
 そのことで得られる効果は,数百問数千問の応用問題を解くことに匹敵します。
 実際には次元が違うことなので単純には比較しにくいですが。
 よく「慣れてくれば解けるようになる」なんて言葉を聞きませんか? 
 時間がどんだけかかるのか謎じゃないですか(笑)。
 そうじゃない,簡単に言えば,「どこまで理解してれば」解ける,ではないでしょうか。
 その理解度・完成度を測るために,そして自身の認識度・到達度を測るためにも
「その段階でやれるようにならなければいけないこと」なんです。
 でも,誰もやってくれません。大抵の子は自分からはできません。
 さらに,それができないから,螺旋状に同じ分野を何度繰り返しても,
「やっては忘れ・・・」まで繰り返して(笑)しまうことになります。
「うちの子,よくわかってない!!」よく聞きますね,ご父母の声。
 そうなんです。ほんとによくわかってない!!私も思います。(笑)
 でも,どんな状態が「よくわかっている」と言えるのでしょう?
 これがまさに,「その段階でやれるようにならなければいけないこと」なのです。
 けれども,やっぱりだれもやってくれないし,自分でも気がつかないことなんです。
 だから、意識を変えましょう。秀才達と同じ意識を持つのです。
 でも,できるようになったら,
 これは素晴らしい,私と同等の指導力まで身につけたと言えるでしょう。(笑)
 高校生でも同じです。なかなか大きくなると言うこと聞かせるのは大変なんですが。

B 得点力
 本来Aができるようになれば自然に得点力はついてきます。ですがそれがなかなか結びつきにくい子がいます。幼さだけじゃなくです,その原因が必ずどこかにあります。 いわば軌道修正ですが,簡単に言えば
 「向き合っている問題」と「自身の内にある(秘めてるんでしょうね,きっと(笑))真の実力」,これがかみあわないときの軌道修正です。
  問題の読み方であったり,分析の仕方であったり,実は認識不足が判明したりといろいろです。 

      こんな気持ちになったことない?
 学校でも塾でも,しっかり授業を受けて家でもちゃんと宿題をやっている。
 なのに,なのに,なぜか余り学力が伸びているような実感や自信が無い。
 塾の「
繰り返しカリキュラム」で、どんどんできるようになるはず。
 なのに,なのになぜか「
やっぱりできないの繰り返し」 
 そんな不安な気分を経験していませんか?
 学問(勉強)には
王道はないはず。
 なのに、何度繰り返しても、時間をかけても同じようなところで間違えたり、できないなんてことを経験したりしてませんか?
 でも勉強は本当に正しい方法でじっくりやれば必ず加速的に伸びるものです。
 せっかく頑張ってるんですから,
 ちょっと勉強方法とか時間の使い方など見直してみよう。

      入試 その日をむかえて
 自分の教え子が入試を迎え、試験会場に向かうとき、自分(指導者)として最も安心して送り出せる生徒はどんなタイプの生徒だと思いますか?
 いつも成績がよく,模擬試験でも良い成績が残せた子?
 もちろん普段から成績が良いに越したことはありませんが,入試は一発勝負の試験です。
 実戦的な勝負強さが問われる場面でもあります。
 ですから,何よりも
普段の勉強(私と一緒の時間)の中で、
 その子がどれだけ「考える」姿勢を私に見せてくれた
かが最も大事なことです。
 たとえまちがっていても考え方を説明してくれる。
 遠回りでも解答を導き出す。
 それだけじゃなく、「先生,待ってて,今解くから,教えないでね」など
 こういった姿勢を,よく私に見せてくれる子ほど安心して送り出せます。
 そう、当然です。
試験場に私はいないのです。
  でも
,どうでしょう,「考える」ことのできることをいつも見せてくれているのだから,
 試験会場でどんな問題が出ても何とかしてくれる
とは思えませんか?
 とても難しいことなんですが、
「自ら考える」ことを教えられれば私の指導者としての最大の義務は果たせたんじゃないかと思っています。
 勉強を上手に教えることも大事なことですが、結果として
 私の教え上手(笑)の腕だけ上がっても生徒には何の意味もないのです。そればかりか,
 単なる聞き上手が出来上がってしまっても困るのです。
 どこまで教え(基本ルールとその応用)
 どこからは自分で考えなければならないのか。
 子供によって大きく異なるそのバランスをいつも考えています。
 いや,逆に子供達に教えられているといってもいいかもしれません。
 ご縁があり,お子様の指導の任に就くことになりましたら,全力で指導にあたります。
 安心してお任せ下さい。